大きな大きなダンボールに向かって絵を描いていると
高校の頃50号のキャンバスに油絵を描いていたことを思い出す。
よく先生が言ってた「自分の作品を愛せ」と。
あの時と変わった事は、人に見てもらうということを少し意識するようになったこと。
でも変わらないことは、絵を描くということはとても不安でとても苦しいということ。
そう。絵を描くという行為はとても苦しい。
ちゃんと自分を納得させられるかがわからない。
誰に認めてもらえなくても、ただ自分は自分の生み出す作品を愛したい。
そうでなきゃ、誰も愛してくれないぜベイベー。
ヘットホンの中から町田町蔵が言う。
あなたがたは幸いである。そして同時に、ラッキーである。何も考えるな。
そうだ。とにかく手を動かさなければ。